つい最近荻原浩さんの「さよならバースディ」という小説を読み終えました。
途中からはらはら、どきどき、「いったいどうなるんや!?」と先の展開を早く知りたくなる作品でした。
とてもおもしろかったので、ここでネタバレに注意しながらストーリーを紹介したいと思います。
主人公は霊長センターで働く研究員の男性。彼はチンパンジーよりも頭が良いと言われている「ボノボ」に行う言語習得実験の責任者です。
彼は同じ研究所の同僚であり恋人である女性にプロポーズをします。涙とともに返ってきた答えは「YES」。ただ、用意していたエンゲージリングは受け取ってもらえず、ちょっと不安になってしまいます。
でも、プロポーズが成功してうれしい主人公は、その日、ハイテンションになりすぎて近くの居酒屋で深酒をしてしまいます。
翌日、ひどい二日酔いの中、携帯電話の呼び出し音で目を覚ました彼。それは同僚からの呼び出し音だったのですが……
おこから一気にギアーが上がります。
ミステリー小説なのか、はたまた恋愛小説なのか?
どんでん返しの連続で、最後まで夢中になって読みました。
感想は「素晴らしい」の一言に尽きます(「いつもそれやないか」っていうツッコミが聞こえてきそうですが笑)
ちなみに、タイトルに使われている「バースディ」というのはこのボノボの名前でした。