身近に学ぶSDGs! 投資家たちの注目も高まってきています
「SDGsって何なの?」と聞かれたら、みなさんはどう答えますか?
いろんな場面で見聞きするようになって、『世間ではもう常識』みたいな空気を感じますが、実は私、まだどういうことなのかイマイチ理解できていません。
最近、妻がSDGsに興味を持ったらしく、いろいろ調べてわかりやすく解説してくれたので、それをそのまま記事にしてみます。
ちなみに、妻はそういう仕事に携わっているわけではなく、ごく一般的な主婦なので、難しい話が苦手な方にもわかりやすい内容になっているかと思います。
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SDGs(持続可能な開発目標)とは、国連加盟国が2030年に向けて掲げている世界共通の目標のことです。
ここで、まず、「何の目標やねん?」という疑問が浮かぶ人も多いかと思います。
SDGsの示す目標は、社会、経済、環境などなど、『このままだとヤバイけど、大きな変化を起こせるような解決策が立てられないままなってきた結果、危機を迎えているあらゆる分野の世界共通の問題』を解決するためのものです。
具体的にどんな目標があるのかというと……
「誰一人取り残さない」というのがキーワードで、国単位だけではなく、企業、団体、個人に至るまで、あらゆる単位で目標達成に向けて努力していこうというものです。
ひとりひとりの意識改革によって全世界を変えていくという認識があるようです。
投資家の間でも、こうした利益とは関係のない、持続可能な目標を意識した活動を行っている企業への注目がが高まってきています。
利益だけを追い求めるのではなく、環境問題や社会問題に目を向けている企業は、将来的なリスクを軽減できたり、様々な課題を解決していく中で新しい市場を見出したりできる可能性があるからだそうです。
実際に注目されている企業がどのような取り組みをしているのかというと……
化粧品メーカーのファンケルでは、防腐剤不使用のマイクレンジングオイルの詰め替え用を作ったそうです。詰め替え用の容器は本体ボトルと比べて樹脂量が82%も削減されており、これを使用することによって、海を汚すことで深刻な問題となっているプラスチックごみが大幅に削減されるそうです。
企業が作り、消費者が使うことで目標が達成できる仕組みになっている部分にも注目です。
これらは、目標の12、14に当たります。
また、スポーツ用品のミズノが、ベトナムの全小学校を対象に、「ヘキサスロン」という運動プログラムの普及を進めています。
ベトナムの小学生には肥満が多く、校庭が狭いので運動するのも難しいのだとか。そうした問題を解決するために、狭い場所での有効な運動のプログラムをミズノが独自に開発したそうです。
実際に、現地での指導も行われています。
これらは、目標の3、4、17の達成に当たります。
こうやって実際の企業で実践されている具体的な活動に目を向けると、SDGsがぐっと身近になります。
私も、個人経営の小さな事務所ではありますが、身近なところで改善できる部分を探してみようと思います。