画家の描く光と影――ポーラ美術館コレクション展
妻と私の共通の趣味のひとつに美術鑑賞があります。
私は単純に絵が好きなのですが、毎度お馴染み理屈こねの妻は『絵が描けないから写真を撮る。写真の構図の参考になるから絵を見る。ファッションセンスがないから絵で学ぶ』というスタンスで絵と接しているようです。
それはさておき、先日妻と一緒にハルカス美術館に『ポーラ美術館コレクション展』を観に行ってきました。
ポーラ美術館は箱根のリゾート地にあるのですが、私にとって気軽に行ける場所ではないので、そうそう行ける機会はないだろうと思っていました。
まさかそこの所蔵品をこんな近くで見られるなんて……夢のようです。

(『パリ』 作ラウル・デュフィ)
自分にとって好都合な情報には目ざとい妻のおかげなので、しばらく足をむけては寝られません。
(といいつつ、妻の方がしょっちゅう私と逆さまになって寝るので、お互いに足を向けまくっているのですが……)

(『恋人たちとマーガレットの花』 作マルク・シャガール )
仲が良いのか悪いのかわからない二人ですが、妻も私も好きな絵が似ています。
この記事に掲載している絵はすべて、二人で選んだ絵葉書を妻が写真に収めたものです。

(『地中海の庭』 作ピエール・ボナール )


(『花売り』 作パブロ・ピカソ)
クロード・モネの作品の中にも欲しいものがあったのですが、早々に売り切れてしまったようで手に入りませんでした。
クロード・モネは大好きな画家さんの一人で、これまでに見た絵の数は多くないのですが、いくつかお気に入りの絵がある中で、今回は『花咲く堤、アルジャントゥイユ』という作品に惹かれました。
アネモネの赤い花を中心に様々な花が描かれた畔の向こうに、煙突から煙を吐き出す工場が見える一枚です。
工場の煙というのが、今までに見た絵のイメージからかけ離れており、世界の変革という現実を目の当たりにしたような衝撃を受けました。
コロナ禍で世界が変わっていく今だからこそ、そう感じたのかもしれません。

余談ですが、前回の旅行で妻が絵にしたいと感じた芸術的瞬間が、上の写真の川の流れだそうです。
